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長期連休後に多いNASのトラブル
データの保管・保全で気をつけなければならない時期はいつでしょうか？
傾向としては毎年、夏場にNASやサーバ等のHDD機器が故障し、お問い合わせが集中します。
そして季節を問わず、お問い合わせが多くなるタイミングがもうひとつあります。
ゴールデンウィーク、お正月休み、お盆が明けた時期・・・。
そう、長期連休が明けたタイミングです。
今回は連休明けにアクセス不能になったLinkStation（HDD）のデータ復旧事例をご紹介いたします。
お盆休み明けに出社したら、LinkStation（NAS）にアクセスできなくなってしまった！
システム開発・パソコン保守を行っている会社様からお問い合わせをいただきました。
長期連休（お盆休み）明けに、エンドユーザーの事務所で使用していたLinkStation（BUFFALO社製LS520D0402）にアクセスできなくなってしまったというご相談をお受けしました。
・連休明けにデータを使用しようとしたところ、突然NAS（LinkStation）にアクセスできなかった。
・本体を確認したら、赤いランプが7回点滅している状態。
・LinkStation（NAS）は社内共有のファイルサーバとして使用しており、今まで特に問題も起きなかったため、バックアップを取っていなかった。
・機器（LinkStation）は以前、エンドユーザーに販売したもの。保守契約はしているがデータ紛失に関する取り決めをしておらず、責任問題になりかねない。
エンドユーザーは小売・販売業をされており、毎日の帳簿は勿論、会社運営に直結する財務に関するデータも保存されていました。
入力し直すとなると莫大な時間がかかる。また取り返しのつかないデータもあり、大変お困りでした。
【復旧ご希望のデータ】
・データベース（桐）
・エクセル（帳簿、財務などをまとめたファイルが多数）
・その他、商品画像（jpg）や、カタログデータ（PDF）など
ただでさえ、連休明けで仕事が溜まっている・取引先からの問い合わせも集中しており、「完全に仕事がストップしてしまう！」「仕事にならない！」と現場サイドが混乱している。
実は、まずお客様にてエンドユーザー先からNASを引き上げ、「データ復旧ができないか？」とトライされたそうです。
・ハードディスクをパソコンに直接接続しても認識しない
・別のNASの筐体にハードディスクを挿入し、起動してみたが、やはり駄目だった。
お客様としては万事を尽くしたそうですが、どうしてもデータが見えない。
専門業者に頼ろうとなり、緊急でお問い合わせをいただきました。
診断し、データ復旧にチャレンジです
お預かりしたLinkStation（BUFFALO社製LS520D0402）の中から、HDDを取り出し、診断を行いました。
・SATA HDDが2台
・2TB×2
・RAID1
の構成でした。
専用装置を用い、HDDのイメージ取得作業を実施した結果、99％以上の領域を取得しました。
その後、論理領域（データ領域）の解析作業を実施、内部のデータの復旧に成功しました。
長期連休明けはなぜトラブルが多い？
様々な要因が考えられます。
以下に、その代表例を挙げます。
事例１「電源を落としたら・・・」
・連休が明け、NASを起動したら正常起動しない
システムや機器によって異なりますが、起動時に普段アクセスしないような領域にアクセスし、潜在的なトラブルが発症する。
また、ハードディスクは、起動時に最も負荷が発生します。
元々調子が悪かったNASが、起動時に故障してしまう・・・長期連休明けのお問い合わせで最も多いパターンです。
事例2「いつの間にか・・・」
・連休後、出社したら赤いエラーランプが発生し、アクセス不能の状況になっていた
特に夏場の長期連休（お盆など）に多く考えられるケースです。
熱や高温はハードディスクや精密機械にとって大敵です。
きちんと冷房の効いたサーバールームやデータセンターに設置していない場合、連休中の熱対策は考えておいででしょうか？
直射日光が当たる個所に設置している場合などは特に要注意です。
事例3「計画停電で・・・」「大掃除の際に・・・」（その他）
・大掃除の際、ケーブルを引っこ抜いてしまい、それ以降アクセスできなくなった！
実際に、東日本大震災時の計画停電時に多数のご相談をいただいた実例があります。
また、オフィスの大掃除（引っ越し時にも）の際、「落下」「電源を一旦切って、また電源を入れたら・・・」というトラブルにも要注意です。
さらに詳細は下記にご紹介しておりますので、ご覧ください。
＜長期連休明けにNAS・サーバーのトラブル多発！？ 原因・対策は？＞
＜休み中も危険！連休明けによくあるNAS・サーバのトラブルとその対策＞
データについてトータルサポートします
特急データ復旧Win-Get!では、高い技術力により、スピーディなデータ復旧が可能です。
豊富な経験を持つエンジニアがすぐさま駆けつけ、対応いたします。
現在使用中のNASを使用できているから、放置していると当然故障することも十分に考えられます。
他のNASを買い替えを検討している場合はGUARDIAN+Rをおすすめします。
どういうNASを導入すれば良いかを考えるのは、イメージがしにくいため、大変だと思います。
そんな時にGUARDIAN+Rは、無料貸出サービスを行っています。
NASとクラウド連携もでき、技術スタッフが設置サポートいたします。
ぜひ一度、ご相談ください！
事例概要
【機器概要】
・法人様（小売・販売業）
・機器概要：BUFFALO社製NASファイルサーバー【LS520D0402】
・構成：HDD 2TB 2台
・症状：ハードディスク損傷によるアクセス不可
・使用用途：事務所のファイルサーバーとしてデータ共有
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