NASにアクセスできなくなった! メーカーでも対応できず・・・
・2015年より、事務所の経理部で使用しているLinkStation(BUFFALO製LS210D0201N)
・パソコンのファイルの共有サーバとして運用していた
・突然、共有で使っているフォルダにアクセスできなくなった
・電源のオン・オフを行い、再起動したところ、HDD(ハードディスク)は回転している様子
・しかし、カチャカチャ・カタカタと数度異音が発生した後、回転が止まって認識しない
まさかアクセスできなくなるとは想定しておらず、バックアップを取っていなかった
NAS(LS210D0201N)には様々なデータが保存されている。
・勤怠管理のエクセル
・見積、請求のワード、PDF
・その他、在庫や、備品の管理に関する帳簿
バックアップを取っていなかったこともあり、経理部の業務が完全にストップしてしまっている。
メーカーも頼りにならず、緊急・特急でデータ復旧を依頼できる業者を探している。
インターネットで探したところ、RAID・NAS・サーバなどの専門性の高い機器のデータ復旧を得意とする特急データ復旧Win-Get!を見つけ、依頼することにした。
現地に到着、診断開始!
お客様からお問い合わせをいただき、お客様の事務所にご訪問いたしました。
LinkStation(BUFFALO製LS210D0201N)のハードディスクを診断した結果、磁気ヘッド障害による重度物理障害を確認いたしました。
重度物理障害とは
<重度物理障害とは?>
ハードディスクの場合、「磁気ヘッド障害」「モーター障害」「制御基板(PCB)障害」の3つに大別されます。
<磁気ヘッド障害>
ハードディスクからカチカチと異音が発生するケースは、磁気ヘッド(データ読取部)の障害が発生している可能性が大です。「カチカチ」だけでなく、「プップップッ・・・」「シャー、シャー」と鳴るケースもあります。重度物理障害で最もご依頼が多い症状です。
<モーター障害>
ハードディスクのスピンドルモーターの故障は、ケースとしては稀です。
・強い衝撃を与える
・特定モデルではファームウェアエラーによるモーターロックが発生
などが考えられます。
また、判断が難しい故障でもあります。
・異音が発生→磁気ヘッド障害か、モーター障害か?
・まったく回転しない→磁気ヘッド障害や、制御基板(PCB)障害のため、回転していない可能性もあり
他の障害にも言えることですが、専門知識がなければ判断は難しく、一度専門のデータ復旧業者に診断をオススメします。
<制御基板(PCB)障害>
通電しても全く動かない、うんとも寸とも動作しないケースは、制御基板(PCB)の損傷が考えられます。ハードディスクの制御基板(PCB)は非常に重要な役割を担っています。
・電源管理
・電気信号(データ)の通信および管理
・モーターの回転の制御
・パソコン(もしくは外部インタフェース)との通信
つまりハードディスクの「頭脳」と呼ぶべき存在です。
過電流などによりショートした場合、仮に磁気ヘッドやモーターが正常であっても、ハードディスクは一切動作いたしません。
お客様と相談させていただいた結果、NASのハードディスクをお預かりさせていただき、大阪市北区(梅田)の弊社大阪オフィスに持ち帰りました。
クリーンブースにてハードディスクの開封作業を実施しました。
損傷したヘッド部品の交換作業後、磁気領域の抽出作業を実施いたしました。
結果として99%以上の領域を抽出、データ領域よりデータを復旧しました。
上記内容を踏まえ、LinkStation(BUFFALO製LS210D0201N)より99%以上のデータ復旧に成功しました。
復旧担当スタッフの声
お客様は幸運にもこれまでパソコン関係のトラブルに見舞われた事がなく、特にバックアップもされていませんでした。
お話させていただいた中で、「ハードディスクが複数台搭載されている、RAIDモデルにすればよかったな・・・」とのお言葉がありました。
確かに複数のハードディスクで冗長化されたRAID機能のあるNASであれば、ミラーリング・ハードディスク交換で最低限の冗長化が可能です。しかし、
・筐体そのもののエラー
・RAID崩壊によるトラブル
・(ハードディスク交換時)リビルド失敗によるデータ消失
要因は様々ですが、RAID機能のあるNASであってもバックアップにはなり得ません。
特急データ復旧Win-Get!では、特急データ復旧をご利用いただいたお客様に新たなNASのご導入をご提案しております。
ただのNASのみの導入でなく、クラウド等へのバックアップ設定の導入サポートも行っております。
実際の使用感や、クラウドへのバックアップをテストできる無料貸出サービスもございます。ぜひ一度、お問い合わせくださいませ。
・機器概要:LinkStation(BUFFALO製LS210D0201N)
・構成:単体ハードディスク(容量:2TB)
・症状:アクセス不可
・故障原因:ハードディスクの重度物理障害
・使用用途:エクセルなどデータの共有フォルダとして使用
・対応方法:ハードディスクの重度物理向け措置(ヘッドパーツ移植作業)後、データ領域の分析作業を実施
・出張先:大阪府大阪市西淀川区
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