みなさまこんにちは。データ復旧リプラスの川治です。
本日はバッファロー社製TeraStation(TS5800DN0808)の出張データ復旧の事例をご紹介いたします。
兵庫県神戸市の法人様（製造業）よりお問い合わせをいただき、緊急出張対応をいたしました。
お客様からの症状：
バッファロー社製TeraStation(TS5800DN0808)
10年以上使用している機器。
1年ほど前から赤ランプが点滅していたようが、問題なく使用できていたのでそのままにしていた。
昨日突然アクセスができなくなってしまった。
カチカチ、カタカタというような音も聞こえる気がする。
電源ボタンを押しても反応がないのでコンセントの抜き差しを試してみたが状況は改善されない。
NASナビゲーター上からもアイコンが消えている状態。
過去10年以上分の業務のデータがすべて保存されており、業務が進められないでいる。
なくなってしまうと非常に困るため、なんとかデータ復旧をお願いしたい。
診断内容：
お客様よりお問い合わせをいただき、兵庫県神戸市のお客様先に緊急出動しました。
データ復旧の専用機器にてバッファロー社製TeraStation(TS5800DN0808)のハードディスクを全台診断したところ、8台中2台の物理障害を確認しました。
おそらくカチカチ、カタカタとなっていたのは物理障害を起こしていた2台のHDDです。
専用機器でも制御ができず、内部のデータ読み書き部（ヘッド）の損傷であると判断いたしました。
残り6台のHDDではデータを確認することができず、お客様としてもRAIDの設定についても詳しくはわからないということで、
一度機器をお預かりさせていただき、大阪梅田オフィスにて詳細な診断と解析を行いました。
まずは比較的軽症であった6台のHDDのクローン作業を実施。
そして物理障害のHDD2台については、クリーンブースにて損傷パーツの交換を実施いたしました。
パーツ交換後、専用機器にて制御することでデータ取得が可能となります。
8台のHDDの解析を実施し、RAID0で仮想的に構築することで保存されていたデータを確認および抽出。
無事にデータを復旧することができました。
復旧結果：
上記の診断内容から、バッファロー社製TeraStation(TS5800DN0808)から95％以上のデータ復旧に成功しました。
専門スタッフの対応・コメント：
今回は10年以上も大切に使用されてきたTeraStationの緊急出張対応のご依頼事例をご紹介いたしました。
お客様はITに詳しい方がおらず、サポートも切れていたため赤ランプが点滅していてもなんとかしたほうがいいだろうとは思っていたようですが、対処方法もわからずアクセスはできていたので使用を続けてしまったことでした。
HDDが複数搭載されたネットワーク接続機器はRAIDといって冗長性を高める設定が可能ですが、経年劣化によるHDDの故障が複数台に渡って発生してしまうとやはりアクセスはできなくなってしまいます。
耐久性の高いものだから大丈夫、壊れることは無いと思っていたというお声をよく頂きますが、やはり精密機器ですので突然の故障は発生する可能性は十分にあります。
ネットワーク機器だけにデータを保存せず、別の機器やクラウドにデータをバックアップすることをお勧めいたします。
私たちリプラス（特急データ復旧Win-Get!）は、高い技術力でスピートデータ復旧と、高いサービス力でお客様に最大限のご満足をいただけるよう、日々腕を磨いております。」
また、バックアップについてもサポートをさせていただいております。
お困り事の際は、ぜひお問合せ・ご相談ください。
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