みなさまこんにちは。データ復旧リプラスの川治です。
本日はRAID搭載HDDケース（Logitec製 LHR-2BRHEU3）のデータ復旧事例についてご紹介いたします。
お客様からの症状：
Logitec製RAID搭載HDDケース【LHR-2BRHEU3】を用いて2台のHDDにRAID設定を行い、RAID0で運用していました。
先日使用中に瞬間停電が発生し、アクセスが出来なくなってしまいました。
HDD１のランプが赤く点灯している状態です。
再起動、ケーブルを変更してみたり、HDDを抜き差ししてみましたが状況は変わらずでした。
LHR-2BRHEU3には、過去の映像編集データはもちろんのこと、現在進行しているデータも多数保存しているため仕事を進めることができません。
一刻も早く復旧をお願いしたいです。
診断内容：
Logitec製RAID搭載HDDケース【LHR-2BRHEU3】で使用しているHDD2台の状態を確認したところ、赤ランプが点灯していた1番HDDが正常に認識されない状態を確認いたしました。
カチカチと異音が発生し、専用機器での制御もできない状態です。
お客様より分解作業のご了承をいただき、クリーンブースにてHDDの分解作業を開始しました。
今回損傷していたのはHDD内部でデータの読み書きを行っている磁気ヘッド部分です。
適合するパーツを調達し、最新の注意を払って交換作業を実施します。
交換作業後は専用機器にてHDDを制御し、磁器転写作業（クローンHDD作成）を行います。
その後、クローンHDD2台のRAID情報の再構築及びデータの復旧作業を実施いたしました。
復旧結果：
復旧作業の結果、LHR-2BRHEU3から90％以上のデータの復旧に成功いたしました。
専門スタッフの対応・コメント：
今回は瞬間停電によりHDDが故障してしまう事例をご紹介いたしました。
自然災害によるデータ消失はいつ発生してしまうのか、予測はできないものです。
今回は無事にデータを復旧することができましたが、故障状態によっては復旧ができないケースもございます。
弊社リプラスでは、BCP対策（事業継続計画）としても有効なバックアップシステムGUARDIAN+Rを提供しております。
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